通常走行時のブレーキペダルを踏む回数を減らす
交通量が増えてクルマの流れが遅くなりそうな場合、前のクルマがブレーキを踏んだから自分もブレーキを踏むのではなく、先々のクルマの車間距離が詰まり気味となったら早めにアクセルを緩め、速度を調節しはじめておくと、必ずしもブレーキペダルを踏まなくても安全な車間距離を維持しながら速度を下げることができる。
自らブレーキを掛けることを減らすことにより、後続車がブレーキを使う機会を減らすことで、交通の流れは安定し、渋滞が起こりにくくなる。
3つめは、トンネルに入る際は必ずヘッドライトを点灯する。オートにしておけば、自動的に点灯するが、可能であれば自らのスイッチ操作で早めに点灯するほうがいい。理由は、トンネルに入って暗くなってから自動で点灯すると、後続の運転者はブレーキをかけたのではないかと勘違いし、ブレーキペダルを踏んでしまうからだ。それによって、さらに後続のクルマが次々にブレーキをかけ、それが渋滞の原因になってしまう。
キープレフトも、前方視界への目配りも、トンネルでのヘッドライト点灯も、すべては周りの運転者への配慮が基本だ。みんなで渋滞を減らそう、そのために自分も渋滞の原因とならない運転を心がけよう。要は、運転操作の技量ではなく、心の問題でもあるのだ。