乗り心地に配慮したりレジャーの幅が広がる装備は家族も喜ぶ!
4)ドライブモード
次に4つ目は、スイッチひとつで数種類の走りのモードが選べる「ドライブモード」。ノーマル、スポーツ、エコもしくはコンフォート、がそろっているクルマが多いのですが、この「コンフォート」があるクルマを選ぶことが、家族想いの証と言っていいでしょう。
乗り心地がソフトになって、路面からのゴツゴツとした突き上げも減るので、家族のためだけじゃなく、高速道路をひたすら走るときなどは自分自身も心地よく過ごせます。もちろん、たまには1人でぶらりと、スポーツモードにして思いっきり走りを楽しむ時間も取れるのが嬉しいですね。
5)小さめサイズのタイヤ設定
そして5つ目は、15インチ、16インチといった小さめサイズのタイヤ設定があること。最近はとくに、見た目の迫力重視で18インチタイヤ以上の大径タイヤ&ホイールを履くモデルが増えていますが、後席の乗り心地を最優先すると、やはりもう少し小さめのサイズの方が快適なことが多いのです。というのは、サスペンションなどいろんな要素との兼ね合いもありますが、タイヤに限って言えば、乗り心地をよくするためにはタイヤの厚みを増やしてあげるというのが1つの改善策。
サイズを大きくすると、それだけタイヤを薄くしないとスペースに入りきらなくなってしまいますよね。なので一般的には、同じ車種ならタイヤ&ホイールのサイズが小さめの方が、乗り心地がいいというのが定説です。購入後にタイヤを買い換えるときも、小さいサイズの方がリーズナブルな場合が多いですから、それもメリットと言えるでしょう。
6)アクセサリーコンセント
6つ目は、最近はハイブリッド車に設定されることが多くなってきた、アクセサリーコンセントです。これがあると、家で使っている家電が、普通にクルマで使えるんです。出かけた先でポットでお湯を沸かしたり、ホットプレートでパンケーキを焼いたり、夜に照明をつけたりできちゃうのです。
これなら、家族のレジャーの幅が広がりますよね。USBが装備されているのは当たり前になりつつありますが、このアクセサリーコンセントは家族にとってかなりポイント高いはず。もし給電システムが使えるものなら、災害など万が一停電したときなどに、クルマから家の電気をまかなうこともできるので、とても安心です。
7)コネクテッドサービスとSOSコール
最後の7つ目は、話しかけるだけでナビの目的地設定をしてくれたり、近くのレストランを検索してくれたり、中にはエアコンの温度を変えてくれたり、いろんなことができる「コネクテッドサービス」と、緊急時に通報したり、自動で救急の手配などをしてくれる「SOSコール」。これなら、後席に座っている人の声でも操作できるので、とっても便利。
助手席で気持ちよく眠っていたのに、「ママ、この音楽かけて!」なんて起こされなくて済むんですからね。緊急時に素早く対処してくれるのも、なかなか良さを実感する機会はないかもしれませんが、というか、そんな機会はない方がいいのですが、そこにボタンがあるだけで大きな安心感が手に入ります。
さあ、次のクルマは「ミニバンじゃなくてもいいよ」と言われ、浮き足立っている皆さん。自分の希望を最大限通していただくのは良いのですが、あとで家族にヒンシュクを買わないために「これだけは選んだ方がいい」という装備をご紹介しましたが、しっかり頭に入れていただいたでしょうか。これさえおさえれば、もし不平不満が出たとしても、「でもオレは家族のために、いろいろ考えたんだぞ」と言えます、大丈夫です。なかなかこの7つをすべて満たすスポーツモデルはないかもしれませんが、なるべくクリアできるよう、検討してみてくださいね。