乗車定員は2名のままなのにキャビンを拡大! 豪華版「軽トラック」はナゼ必要? (2/2ページ)

安さが大切な軽トラックでも「値段」が高くなる!

◆「バツ」なポイント

1)やはり荷台は狭くなる

 これは見ての通りだ。しかし、キャビンを拡大した軽トラックはキャリイ、ハイゼットともに荷台下部は通常の軽トラックと同じ長さがあるので、高さのない農機具などを運ぶには問題ない。またサーキットで乗るカートも荷台下部にちょうどバンパーが入るのでこちらも問題なしと、「荷台スペースはこれでOK」というユーザーも一定数いるのも分かる。

2)価格の高さ

 これは部品点数が増えるのに加え、生産台数が少ないことを考えるとやむを得ないだろう。

 ここまで挙げたマルとバツを総合すると、バツよりもマルを取る人が一定数はいるのも分かるだけに一定数が売れるので、設定されているのも理解できる。そう考えると80年代からキャビンを拡大した仕様を設定しているハイゼットの先見性は見事なものである。


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