人気のコンパクトクロスオーバーにも個性的なモデルが存在!
3)シトロエン・ベルランゴ
プジョー・リフターを紹介しておいてなんだが、商用車ベースのユーティリティカーでフランス車に敵うものはない(たぶん)。そのジャンルではこれまで、本国で新型が発表されたばかりのルノー・カングー一強だったものの、今ではライバルメーカーのプジョー、シトロエンも魅力的なユーティリティカーを登場させている。
そう、プジョー・リフターのシトロエン版のベルランゴにも注目である。どちらかと言えば、リフターより話題性が盛り上がり、ニッチなジャンルとはいえクルマ好きの間では有名だが、まだまだ街で見かける頻度は少ない。個人的には、後席エアコン吹き出し口も付くリフターに軍配を上げたいところだが(後席に愛犬をよく乗せるので必須)、シトロエンファンなら迷わずこちらだろう。走り、快適度、使い勝手ともに、働くクルマのイメージを覆す魅力にあふれている。
4)フォルクスワーゲン(VW)T-CROSS
ドイツ製コンパクトカーで個性を主張できるクルマはそうそうない。ポロ、ゴルフあたりはほとんど国産車に近い市民権があるほど。しかし、そんなVWのコンパクトクラスのなかにも、あります。けっこう個性的な1台が。それがVW T-CROSS。FFのクロスオーバーモデルで、ハードウエア、先進安全運転支援機能は最新のVW基準。インテリアデザインは見慣れたVWのものとはいえ、エクステリアデザインはVWのなかでもピカイチと言える洗練度と存在感を両立させている。
とくにリヤビューのカッコよさは秀逸。価格も300万円ちょっとと、手に入れやすいのも魅力。それでいてまだまだVWとして少数派。VW、ドイツ車のコンパクトカーで個性をアピールできる格好の1台だろう。
5)アウディQ2
ドイツ御三家の一角、アウディは、メルセデスベンツ、BMWと並ぶドイツのプレミアムブランド。日本ではA4、A3あたりが売れ筋で、最近ではe-tronなるアウディの英知を結集させた大型ピュアEVを登場させたばかり。そんなアウディのラインアップのなかでひときわ個性的なのが、最小SUV、コンパクトクロスオーバーモデルのQ2。
Qシリーズでもどちらかと言えば中大型クラスが主流のなかで、デザイン性、扱いやすさ、アウディならではの走りの上質さ、立体駐車場への入庫容易性を含めた魅力にあふれる1台。300万円ちょっとから買える価格もうれしい。