軽商用バンや軽トラックも選び方次第で楽しめる!
■軽トラック
4)スズキ・キャリイKCエアコン、パワステ付き(2WDの5速MT 92万6000円)
まず軽トラックは「エアコン、パワステ付き」というグレードがあることがすごい。装備内容はパワーウインドウこそ付かないけど、エアコン、AM/FMラジオは装備され、自動ブレーキも新車価格100万円以下となる6万6000円でメーカーオプション装着可能なので「近距離で使う軽トラック」は十分という印象だ。
5)ダイハツ・ハイゼットトラックスタンダード“SA Ⅲ”(2WDの5速MT 91万8500円)
大まかな装備内容はキャリイKCと同等だが、ハイゼットは”SA Ⅲ“とつく自動ブレーキ付きだとオートハイビームとの関係もあるのかなんとLEDヘッドライトとなる点に驚く。その反面でキャリイKCには付く助手席エアバックは2万2000円のメーカーオプションとなるものの、軽トラックだけに「1人乗りで使うことがほとんど」というならこれはこれでアリだ。またハイゼットトラックは明るいボディカラーなどのパックとなったメーカーオプションも用意されるので、新車価格100万円で好みに近い仕様をつくることも可能だ。
■軽商用バン
6)スズキ・エブリイPAハイルーフ(2WDの5速MT 96万8000円)
ABSは付くもののエブリイもMTだと自動ブレーキはオプションでも装着できず、パワーウインドウやリヤシートのヘッドレストもないが、エアコンとスピーカー内蔵AM/FMラジオは付くので、2人までで移動するための最低限の装備は揃っている。
7)ダイハツ・ハイゼットカーゴスペシャル(2WDの5速MT 95万1500円)
装備内容はエブリイPAハイルーフと同等で、自動ブレーキ付きも102万8500円と100万円を少し超えるものの選択可能だ。
まとめると軽トラック以外はとりあえず4人が乗れて(100万円以下の新車だとリヤシートのヘッドレストが付かないので、4人乗車はすすめられないが)、自動ブレーキ付きあり、タップリ荷物が積めるものあり、レジャーやスポーツ走行といった遊びのベースになるものありと、100万円でこれだけ使える新車が買えるというのはすごいことだ。こういったクルマたちは地味ではあるが、いろいろな意味での日本の自動車産業のレベルの高さを象徴する、技術の集大成ともいえるのではないだろうか。