シリジウム粒子がエンジンのダメージを埋めつつ表面を保護！
自動車を走らせるために必要なエンジン。低燃費を追求したものから速さのために鍛え上げられたものまで、さまざまなタイプが存在する。しかし、どのエンジンも長年乗り続けていけば、少しずつ疲労が蓄積して新車時の性能を発揮できなくなってくるもの。そんなエンジンの疲労を回復させ、好調を取り戻せる魔法のようなアイテムがレヴィテック・パワーショットだ。
レヴィテックはドイツにて2003年に創立。ナノおよびマイクロ粒子ベースの表面保護加工やトライボロジーシステム（ギヤ／エンジン／ベアリング）のリペアなどの開発や製造などを行っている。同社の代表的な製品が、シリジウムを使用したフリクション軽減コーティング剤「パワーショット」ならびに「デュラギヤ」である。
日本での総代理店となっているテクニックグループ社の代表は、長年モータースポーツに参戦し数多くの勝利を手にしてきたレーシングドライバーのミハエル・クルム氏。つねに限界域で走り続けるレーシングカーこそ、抵抗の低減や金属摩耗からの保護などは最大の課題。その大変さを身を以て体感しているクルム氏はレヴィテックの製品に感銘を受け、その魅力を日本のユーザーに届けている。
レヴィテックの製品が誕生したきっかけのひとつは、ヨーロッパで多く稼働している風力発電機の保護である。発電機には数多くのベアリングやギヤが採用されており、発電時における各部の負担はかなり大きい。そこで、これらを確実に保護することで耐用年数を伸ばすなど、なくてはならない存在として重宝されている。過酷な環境でも確実に金属を保護する性能をそのままに、自動車用エンジン向けにも仕立てられているのがパワーショットだ。
これまで、一般的なエンジンを保護する添加剤と呼ばれるものは、エンジンオイル混合させることで内部の潤滑性を上げ、スムースさなどを取り戻して燃費や加速レスポンスを取り戻すというものが多い。しかし、あくまでもこれは一時的な効果に過ぎず、エンジン本来の性能を取り戻しているというわけではない。
対してレヴィテック・パワーショットは、シリコンとも呼ばれるケイ素の元となる、シリジウムから形成されるナノおよびマイクロ粒子が摩擦面をコーティング。これだけ聞くと、普通の添加剤と同様では？ と思うが、レヴィテック・パワーショットは作用が異なる。ただ金属の表面をコーティングするのではなく、長年のピストン運動などで発生している目に見えないような線キズといった凹凸に、シリジウム粒子が入り込んでいく。そして摩擦熱によって化学反応し、セラミックを金属の表面に形成。つまり、長年のキズを埋めて修復することでエンジン本来の性能を取り戻せるということ。
また、このセラミック化は熱と摩擦に反応するため、保護しなくても問題のないオイル通路の隙間などを埋めてしまうような影響はないというのがすごいところだ。
エンジンは冷間時、とくに朝イチの始動などは大きく負担がかかっている。近所迷惑だからと始動とともに発進するような状況であったり、毎日駅までの送り迎えなどの短距離ばかりで、すぐにエンジンを止めてしまうような状況も過酷だ。これでは、エンジンも少なからずダメージが蓄積しているといってもいいだろう。このような状況下で使われているエンジンには、パワーショットの効果はより体感できるはずだ。
実際、同社が行った各種試験では、傷ついたカムシャフトなどにパワーショットを投入後、表面がなめらかになっていることが確認されている。新車時から投入するのも効果は期待できるが、むしろ、長く乗ってきたクルマのほうがもっと好結果になることだろう。より過酷といえるチューニングを施したスポーツカーのエンジンに投入したところ、出力ならびにトルクともに向上。金属表面の凹凸が修復され、スムースに動くようになったため力強さも復活したというわけだ。
施工はいたって簡単。エンジンを始動し暖機運転を行ったところに、商品をよく振ってからエンジンオイル注入口に注ぐだけ。暖まった状態で注入するのは、パワーショットのシリジウム粒子が摩擦熱に反応して作用するので、効果を最大限引き出すためだ。
効果を体感するべく、弊社社用車のVW up!にも投入してみた。社員が共有して使用するクルマのため、使われ方は一般ユーザーと比べると過酷である。投入後に試乗してみると、アクセル操作に対してレスポンスが向上した。車種や使用環境によっても効果は異なるが、手軽に効果を体感できるレヴィテック・パワーショットは長く大事に乗りたい人にオススメの添加剤と言えるだろう。
取り扱い店舗の多くが、走りにこだわりのあるチューニングショップというのも、レヴィテック製品の性能の高さを証明している。その道のプロたちも認めるパワーショットの効果を、ぜひあなたの愛車でも体感してほしい。今回紹介しているエンジン用「パワーショット」のほか、トランスミッション＆ディファレンシャルギヤ専用の「G5」も用意されている。
なお、レヴィテックの製品は同社のオンラインショップもしくは大手通販サイトなどでも購入可能。社会情勢的にも年末年始は自宅でゆっくりと過ごすことになることだろう。自分自身のケアと同時に、愛車もこの機会にじっくりとメンテナンスしてみてはいかがだろうか。
レヴィテック公式ホームページ
http://rewitec.jp/
レヴィテック公式オンラインショップ
http://rewitec.ok.shopserve.jp/