というわけで、市街地、首都高、高速道路、ワインディングロードをおよそ200キロ走破した結論としては、新型レヴォーグの運動性能、走りの質感、快適性の高さ、進化の大きさ、洗練度に、改めて驚かされ、納得できたのだ。そしてまた、アイサイトXを備えた、STI Sport EXこそが、どう考えてもベストバイグレードだということも、上記のさまざまな理由から、確信したのである。
GT-H EXとの価格差は38万5000円にもなるが、本革スポーツシート、ドライブモードセレクト、電子制御可変ダンパー、内外装のSTIスペシャルパッケージ、もっと言えば、将来の下取り価格も含めて、価格差は当然!! という印象を強く持てた。個人的にグレードを選ぶなら、アイサイトX搭載車は絶対として、迷うことなく”男は黙ってSTI Sport EX”である。実際、先行予約でのグレード別予約率は、STI Sport EXが54%、GT-H EXが31%で(STIスポーツ2グレード計で57%)、アイサイトX選択率は93%に達するというから、新型レヴォーグのユーザーは、なるほど、わかっている。
そう、新型レヴォーグは、走りをメインに考えるスポーツワゴンユーザー、スバルファンはもちろん、アウトドア派、サーフ&スノースポーツ派、そして愛犬家にも、これ以上望めない、国産スポーツワゴン史上最高の1台と断言したい。なんて書いているうちに、過去から現在に至るまでワゴン派のボク(わが家)としては、無性に欲しくなってきているところだ……(本革シートはわが家には適さないので、STI Sport EXのファブリックシートがあれば最高!!)。