今回は、2020年大注目車の1台と断言できる、2代目となる新型レヴォーグのGT-H EXとSTI Sport EXの2台を乗り換え、東京から軽井沢を目指す、市街地、首都高、関越道、上信越道、そして軽井沢のワインディングロードを含む約200kmのロングツーリングの機会を得た。そう、待望の初公道試乗である。
最初にステアリングを握ったのは、話題のアイサイトの進化版、アイサイトXを搭載したSTI Sport EX。その「革新を超える革新」を確かめた。周知のとおり、新型レヴォーグのパワーユニットは1種類。先代の1.6リッター、2リッターに代わり、水平対向エンジンはその中間の1.8リッター直噴ターボに1本化。そのスペックは177馬力/5200-5600rpm、30.6kg-m/1600-3600rpmというもので、先代の1.6リッターの170馬力、25.5kg-mに対して、とくにトルクアップが顕著。全車AWDの燃費性能はJC08モードで16.5km/L、より実燃費に近いWLTC総合モードで13.6km/Lとなっている(ちょっと物足りない?)。タイヤサイズはGT-H EXとともにヨコハマブルーアースの225/45R18となる。