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子どもをクルマ好きにするなら「一緒にメンテ」が一番! 7つの項目と楽しめる方法 (2/2ページ)

子どもをクルマ好きにするなら「一緒にメンテ」が一番! 7つの項目と楽しめる方法

クルマへの想いは幼心にも伝わる!

 子どもの頃、近所に自動車整備工場があって、メカニックさんたちに手ほどきを受けてクルマいじりをさせてもらったという話や、休日になると父親と一緒に洗車をするのが楽しみだった、という話は、クルマ好きの間ではよく聞くエピソードです。やはり、物心ついた頃から本物のクルマに触っていた経験が、クルマヘの興味と親しみを育てるものなんですね。親など身近な大人が、クルマを大切に扱っているという想いも、幼心に伝わるのではないでしょうか。自分のように、子どもにもクルマ好きに育って欲しいと思っている皆さんは、ぜひ簡単で安全なメンテナンスから、お子さんと一緒にやってみて欲しいと思います。

1)洗車

 まずは、水遊び感覚で一緒に楽しめるクルマのメンテナンスといえば、洗車ですね。泡だらけになっても怒られないんですから、子どもにとってもワクワク。汚れてもいい服装に着替えさせてあげてから、トライしてみましょう。特別な道具は必要ありません。バケツに水をはり、食器洗い用洗剤を2~3滴混ぜて、柔らかいスポンジや雑巾を浸してあわ立てます。

 子どもはルーフなど高いところは届きにくいので、フェンダーなど低いところを担当してもらいましょう。その際、フロントには虫の死骸などが張り付いて落としにくいところがあるので、そこを念入りに落とすようにアドバイスしたり、飛び石などによる小傷がないかどうかチェックしてもらったり、子どもにも「クルマの状態を見てもらいながら洗車をする」ことを心がけてみましょう。

2)タイヤ空気圧のチェック

 次は、タイヤ空気圧のチェックも簡単で安全にできるメンテナンスです。エアゲージと呼ばれる空気圧チェッカーは、カー用品店などで1000円~3000円程度で売っていますので、1つ持っているといいですね。

 空気圧チェック自体は、キャップを外してシュッとやれば一瞬で終わってしまう作業ですが、なぜ空気圧を指定どおりにしておくことが大事なのか、安全性や燃費などに影響してしまうことを教えながら作業することが大切ですね。そして同時に、タイヤの溝や傷などがないかどうかのチェックもしておきましょう。もしスリップサインが見えていたら、即タイヤ交換を。

3)ウォッシャー液の補充

 次は、洗車などで外側のメンテナンスに慣れてきたら、いよいよボンネットを開けてみます。子どもにとっては、ボンネットの中がどうなっているのかを見るだけでも、ドキドキするはず。ただ、最近のクルマはエンジンやバッテリーがカバーで覆われていたり、あまり素人が手を出せないのが残念なところです。

 その中で、子どもと一緒にチェックできるものといえば、ウォッシャー液の補充。量がどのくらい入っているかを確認して、足りなければ補充液を購入してきてキャップを外して補充します。もし、冬が近づいていたら、凍結防止仕様になっている寒冷地用のウォッシャー液を補充しておきましょう。ウォッシャー液が切れていたり、凍ってしまって出てこなかったら、安全な視界が確保できず、最悪の場合は運転できなくなってしまいますから、そうした役割をちゃんと伝えながら作業するといいですね。

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