ビッグマイナーチェンジによりアルヴェルの人気は逆転!
4・5)サクシード&レジアスエース
サクシードは小型ライトバンのプロボックス、レジアスエースは商用バンの王者であるハイエースの兄弟車だった。サクシードは以前はボディサイズや最大積載量が違ったが、2014年の超ビッグマイナーチェンジでプロボックスと同じクルマとなり、レジアスエースはハイエースにある10人乗りワゴンとコミューター(小型バス)がないという違いがあった。
この2台は弟だけに販売台数では兄に劣ることもあり、タンク同様の理由で絶版となった。
6)ヴェルファイア
アルファードが2代目モデルとなった2008年に加わったヴェルファイアは、エクステリアのスポーティさやディーラー数の多いネッツ店扱いだったことが追い風となり、2017年に現行モデルが受けたビッグマイナーチェンジまでは販売台数も兄のアルファードに対し優勢だった。
しかし、ビッグマイナーチェンジでアルファードのフロントマスクがより押し出しの強いものになったことを大きな理由にアルファードの販売が激増し、その分ヴェルファイアの販売台数は激減。最近はトヨタディーラーの原則全ディーラー全車種扱いが始まったこともあり、ヴェルファイアの立場は一層辛くなり、アルファード&ヴェルファイアで今後残るのはアルファードであるのが確実だ。また中身は同じ兄弟車が途中でこれだけ形勢逆転するというケースも非常に珍しい。