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何百万もの「買い物」なのになぜ「数千円」のサービスがない? 新車の納車時に「ガソリン残量」がわずかな理由 (1/2ページ)

何百万もの「買い物」なのになぜ「数千円」のサービスがない? 新車の納車時に「ガソリン残量」がわずかな理由

全車満タンにしていたら膨大な経費となってしまう……

 新車納車時に、セールスマンに「ガソリンは少ししか入っていないので、すぐ給油してくださいね」といわれた経験のあるひとも多いはず。排気量の大小などで多少調整しているようだが、納車時にはおおむね5リットルから10リットルぐらいの給油量が一般的となっているようだ。

 仮に1リットルあたりのレギュラーガソリンの価格を130円とすると、5リットルならば650円となるので、「もう少し入れてくれてもいいのでは?」と考えるひとも多いだろう。しかし、新車を数多く販売しているディーラーにとっては、「わずか5リットル、されど5リットル」なのである。

 たとえば、ディーラー全体で販売担当エリア内に30店舗を展開しているとする。そして、それぞれの店舗に6人の販売スタッフがいれば、セールスマンの数は合計で180人となる。実際はこれに、法人向け営業を専門とする“特販部”などもあるが、今回は180人とする。そして、1カ月のセールスマンひとり当たりの受注台数を5台とすると、このディーラーは月販900台となり、年間では1万800台となる。

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