投稿日: 2020年11月18日 10:00 TEXT: 山本晋也 PHOTO: アウディジャパン/BMW/トヨタ/WEB CARTOP 久々登場の「本格」国産ホットハッチ! GRヤリスは欧州AWDライバル車に比べて買いか? (2/2ページ) Category 自動車コラムTags 135i BMW GRヤリス RS3 アウディ トヨタ メルセデスAMG A45 ライバル 輸入車 高性能モデル性能差をあれどコスパや価格満足度でみるとGRヤリスは魅力的! ただ、逆の見方をすればコストパフォーマンス、価格満足度でいえばGRヤリスに軍配が上がるのも事実。価格を馬力で割ったパワーあたりコストでいうと、GRヤリスは約1万4500円で、A45は約1万9000円、RS3が約2万1000円で、M135iは約2万円となるのだ。そのほかの装備面での違いも考慮しないとフェアな比較にはならないが、GRヤリスのコスパは高い。 M135iの走行シーン画像はこちら そもそも、ハッチバックボディにハイパワー4WDという共通点だけでGRヤリスと、これらドイツ系ホットハッチを比べるのは適切ではないともいえる。というのも、A 45は8速DCT、RS3は7速DCT、M135iは8速ATのトランスミッションとなっているが、前述したようにGRヤリスの4WD車は6速MTオンリーの設定となっている。単純にまっすぐの速さを求めるのではなく、愛車との対話を楽しむためのハイパーリンク4WDマシンとして仕上げられたのがGRヤリスである。GRヤリスRZグレード画像はこちら しかも、その対話の楽しさの背景にあるのはWRCからのフィードバックである。メルセデス、アウディ、BMWいずれも過去をさかのぼればWRCで活躍したメイクスではあるが、現在進行形のWRCマニュファクチャラーではない。RS3画像はこちら 一方で、GRのモータースポーツ部門であるTOYOTA GAZOO Racing WRCチームはコロナ禍によって変則的となった2020年シーズンにおいて、第6選終了時点で、マニュファクチャラーズランキングは201ポイントで2位(トップのヒュンダイは208ポイント)であり、ドライバーズランキングでは、エルフィン・エバンスが1位、セバスチャン・オジエが2位となっている。そうした活躍を支えるテクノロジーが愛車にフィードバックされていると感じられるのはGRヤリス・オーナーだけの特権。 そうしたバックグラウンドに価値と喜びを見出すのであれば、ハイパワー4WDホットハッチのライバルは、ライバル足り得ない。GRヤリスには、オンリーワンの価値があるといえるのである。 <12 画像をもっと見る編集部が選ぶ!あなたにおすすめの記事 元レーシングドライバーが本音で選ぶ「本当に走りのいい」ホットハッチ5選 もう二度と登場しない!? 若者を熱狂させた軽くて安くて小さい国産ホットハッチ4選 軟弱ターボだらけのいま「爆発的」な「ターボらしさ」が味わえる貴重なモデル5選 【PR】【2024年11月】車一括査定を利用するならどこがおすすめ?ランキング形式で紹介 超話題の「GRヤリス」! エンジンも駆動方式も違うものもある「4グレード」展開の買いとは? 「F」じゃないのにはワケがある! レクサスLBXが“MORIZO RR”で成し遂げたクルマの姿とは 山本晋也 SHINYA YAMAMOTO 自動車コラムニスト 愛車スズキ・エブリイバン(DA17V・4型)/ホンダCBR1000RR-R FIREBLADE SP(SC82)趣味モトブログを作ること好きな有名人菅麻貴子(作詞家) 山本晋也 の記事一覧 他の「1シリーズ」の記事はこちら他の「Aクラス」の記事はこちら他の「RS3」の記事はこちら「RS3」の中古車情報はこちら
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