いまどき10年10万kmは「高齢車」じゃない! 長生きのために点検すべき点7つ (2/2ページ)

普段は手を付けないような箇所もチェックするいい機会

4)ゴム類

 ブッシュもゴム類の一種だが、そのほかでは、ドライブシャフトのブーツは10万kmが消耗期限で裂けが発生していることもある。破れていると車検に通らないとはいえ、逆に車検になるまで気が付かないで、足まわりやホイールの裏などが飛び散ったグリースでベタベタになっていることもある。またエンジンマウントも10万kmでかなりヘタリがくるので、要チェックだ。

5)下まわりの点検

 最近のボディは腐ることはないというのは正しいが、まったく腐らないかというと、そんなことはない。雪道にまかれる融雪剤によってボロボロになっていることもあるし、ウイークポイントに腐食が発生していることもある。最近は軽量化が進んだことで、ウイークポイントとして腐食しやすい部分が発生してしまう車種があるのだ。そもそも、改めて下まわりを見るというのはあまりないだけに、リフトアップして全体をチェックしてもらうといい。

6)車内清掃

 ルームクリーニングのプロに聞くと、ほとんどのお客さんは「あまり汚れていないけど」と前置きをするという。徐々に汚れるのでそう思うだけで、実際はもちろん汚かったり、ホコリが溜まっていたりする。10万kmというのは車内のリフレッシュの節目としても最適で、DIYもしくはプロにお願いして徹底的にクリーニングしておきたい。

7)エアコン

 エアコンも車内の一部ではあるが、機能面も含めて一度見直しておきたい。基本的に今どきのシステムではガスが抜けにくいとはいえ、わずかながら抜けていることもあるし、漏れなどのトラブルが知らない間に起こっていることもある。ガスまわりの点検ついでに、添加剤を入れてもらうのもいいだろう。また、フィルターを点検・交換するとともに、吹き出し口などのクリーニングもしておきたい。


近藤暁史 KONDO AKIHUMI

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フィアット500(ヌウォーバ)/フィアット・プント/その他、バイク6台
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