コストとメンテナンスの要因も
また、ターボ付きとなると当然車両価格が上がってしまうが、自宅と畑の往復をするだけのために買う軽トラックが高くなってしまっては困ってしまうだろう。事実、軽バンには存在しない「エアコン・パワステレス仕様」が軽トラックにのみ用意されているのも、極限まで購入時の出費を安くしたいユーザーがいることを物語っている。
そしてターボエンジン、とくに小排気量の軽自動車のようなものはじつはオイル管理がシビアなのだ。とくに軽トラックのように短距離、短時間移動が多いとよりエンジンオイルへの負担は大きくなる。
しかし、軽トラックのユーザーは意外とメンテナンスに気を遣わずに乗り続けてしまう人が多く、結果的に重大なトラブルを招くというケースも少なからず発生していたようだ。
こういった理由から、現行型の軽トラックにはターボエンジンを搭載したモデルが消滅してしまったワケだが、コアな軽トラックユーザーのためにターボエンジンへの換装やボルトオンターボ化をしているショップなども存在している。気になった人は検索してみると新たな扉が開かれるかもしれない。