オヤジセダンから軽自動車まで! 「ニュルブルクリンク」で走りを鍛えた「意外な」クルマ4選 (2/2ページ)

軽自動車としては異例の海外テストを行ったモデルも存在!

3)トヨタ・クラウン

 現行モデルのトヨタ・クラウンは、これまでのクラウンのイメージを覆す高い運動性能が自慢だ。その開発では、クラウンの歴史上はじめてニュルでもテストをおこなっている。

 ニュルでのメニューは車両を煮詰めるというよりは走行フィーリングをチェックするという程度だったようだが、それでも「ニュルでテストした」という事実には変わらない。

 クラウン発売時には、偽装のラッピングを車体全体に施して実際にニュルで走行した実車も公開された。

4)スバル・ヴィヴィオ

 かつて、自社で生産していたころのSUBARUの軽自動車はある意味我が道を行っていた。他社が3気筒エンジンを採用するなか4気筒エンジンにこだわり、サスペンションも四輪独立式に固執。その結果、限界走行性能の高さでライバルを圧倒していたのだ。

 なかでも走行性能へのこだわりを大幅に引き上げたのが、1992年に発売された「ヴィヴイオ」。プラットフォームを新設計し、軽自動車としては異例の海外テストがおこなわれた。その舞台がドイツで、速度無制限区間がある高速道路として知られているアウトバーンを走ったほか、ニュルブルクリンクでもテストを敢行。そのまとめとしておこなったタイムアタックでは、9分54秒台を記録(のちに改良モデルでは9分44秒12まで縮めたという)。ちなみに同時期の、R32型スカイラインGT-Rのタイムは8分20秒だった。


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