免許や交通取締りと車検で車両区分が異なり高速道路料金は後者
「あらためてビックリしました。軽って、高速道路料金がかなり安いんですね」。
少し前に「フィット」から「N-BOX」に乗り換えた人が、そんなことを言っていた。最近は、ETC(自動料金収集システム)が発達し、料金所で財布からお金を出す行為は減った。ETCゲートを通過する際、ETC音声ガイダンスで「料金は〇〇〇〇円です」と言われ、また料金所側の表示版でその料金を目視する。
その料金がこれまでよりかなり安くなって「なるほど、高速道路料金はクルマの種類で違うのか」と認識することになる。この種類について、高速道路の管理会社では「車種区分」という言葉を使う。
一般財団法人・自動車検査登録情報協会によると、自動車の種類および区分方法は、道路運送車両法と道路交通法によるものが存在していると説明している。自動車の検査、登録、届出、強制保険には、道路車両運送法での区分方法を使う。一方で、運転免許、交通取締では道路交通法による分類を使う。
高速道路の管理会社では、車検証を基本とした車種区分としており、そのため道路車両運送法での車種区分となる。具体的には、軽自動車等、普通車、中型車、大型車、特大車に区分される。