「ちょっとなら」「少しだけなら」いいだろうは厳禁!
ロングドライブのときに誰もがお世話になる、高速道路のSA(サービスエリア)・PA(パーキングエリア)。ほっとひと息つきたい場所なので、マナーが悪いクルマを見かけるとがっくりしてしまう。そうしたマナー違反のなかから、とくに気になるケースをピックアップしてみよう。
1)障がい者等用の駐車スペースへの一般車両の駐車
身障者用駐車スペースは身体の不自由な方の専用スペース。車椅子を利用している人、怪我をしている人、高齢者、妊婦などのために用意されているので、健常者がこのスペースにクルマを止めるのは重大なマナー違反。恥ずかしい行為だということを自覚してほしい。(写真提供:NEXCO東日本)
2)車種ごとの駐車スペースを守らない
SA・PAには、バスやトレーラーなどの大型車用駐車スペースが設けられているが、ここに普通車を止めるのは大迷惑。その反対に大型車が普通車のスペースに止めるのも当然NG。駐車マスの空きがない場合、「ちょっとの間なら……」と思うかもしれないが、ひとりの自分勝手な行動がほかの多くの人に悪影響を与える。空きがなければ少し待機してでも、正しい駐車スペースに止めること。(写真提供:NEXCO東日本)
3)家庭ゴミの持ち込み
旅行に出かけるときに、自宅に生ゴミを置いていきたくないという理由で、SA・PAに家庭ゴミを持ち込んで捨てていく人がいるがこれも問題。SA・PAのゴミ箱には、ドライブ中に出たゴミだけをきちんと分別して捨てるのがマナーだ。ましてや、駐車マスの脇に、空き缶やペットボトルを置いたまま走り去ったりするのは最悪だ。
4)混雑時の飲食コーナーでの長居
ランチタイムなど、利用客が集中する時間にレストランやフードコートに長居するのはマナー違反。待っている人が多いときは手早く食事を済ませ、SA・PAの別のスペースやベンチで、くつろぐようにしよう。
5)喫煙スペース以外での喫煙
ドライブの途中の休憩タイム。クルマを降りたらまずは一服、という愛煙家もいるだろうが、屋外ならどこでもタバコを吸っていいわけではなく、タバコは喫煙コーナーで吸うのがマナー。今よりも愛煙家の肩身が狭くならないように、マナーアップに努めてほしい。