最近は選ばれるSUVのサイズが徐々に小さくなっている
そんなアメリカで、ここ10年ほどで一気に変化したのが、コンパクトSUVの普及だろう。
アメリカの乗用車の定番といえば、トヨタ・カローラ、カムリ、ホンダ・シビック、アコードという、C/Dセグメントとされてきた。
ここに、日産、フォード、GM、そしてヒュンダイなどが絡むという図式があった。
ところが、1990年代から2000年代にかけて浸透した、SUVブームがフルサイズからミッドサイズ、さらに2010年代になってコンパクトSUVへと波及した。
なかでも人気は、トヨタRAV4である。
もうひとつ、最近アメリカで大ブレイクしているのは、テスラ・モデル3だ。直近では月販3万台となり、これはC/DセグメントセダンやコンパクトSUVと同格の売れ行きだ。
2017年に発表以来、大量のバックオーダーを抱え、テスラは生産能力を拡大してきたが、ここへきて、生産も安定してきた。
日本でも、モデル3は人気車だが、アメリカのような”普通のクルマ”のように売れるイメージではない。
2023年ごろには、2万5000ドル(約265万円)のエントリーモデルの登場も期待されるテスラ。今後、どこまで需要を伸ばすのか、動向を注視していきたい。