重ねすぎると透明感がなくなることも
ガラス系コーティングはその名のとおり、ガラス状の透明な被膜ができるのだが、あまり重ねると、特徴である被膜の透明感がなくなってきてしまう。ガラスを何枚も重ねると向こう側が見えにくくなってくるのと同じだ。
撥水の効果も同じものなら重ねても増すわけではないので、さらに水弾きを高めたいなら、別の撥水性が高いコーティングを上塗りしたほうがいい。ただ、被膜の耐久性という点では増すことが多い。こうなると組み合わせが複雑で、重ねる意味もよくわからなくなってくることもあったりする。
もし重ね塗りをしたいなら、下に来る被膜が完全に硬化してから塗ることが大切だ。いずれにしても手間はかかる。それが楽しいとはいえ、一般の方は最初から目的の効果をもったものをしっかりと丁寧にかけてやったほうが手間も少なく、財布にも優しいだろう。