洗練されたインテリアや充実の安全装備も見逃せない!
試乗はちょっとひと休み。インテリアをチェックしてみよう。テスト車はグレード名のとおり2トーンのインテリアカラーを採用する。オレンジ色のレザーはモダンプレミアムな空間演出にひと役買っている。居住性はSUVの面目躍如で、後席は膝まわりと頭上に余裕があり、大人がくつろげる空間を持つ。背もたれは6:4の分割式で臨機応変にアレンジが可能で長物も積みやすい。荷室は後席に乗員が座っていても、機内持ち込み用のスーツケースが4つほど積み込めるほどのスペースを確保する。
フジトモCHECK!
簡単操作できるリヤシート可倒機能
使い勝手がいいのもキックスの注目ポイント。リヤシートはラゲッジからレバー操作で簡単に倒すことが可能だ。
フジトモのインテリアチェック
シート
注目は後席で、頭上空間や膝まわり空間はライバルと比較してもトップクラスの余裕を持つ。また立ち気味のCピラーのおかげでウインドウも広く取られており、閉塞感が少ない。
ラゲッジ
最大荷室長は900mm(日産調べ)でクラストップの積載量を実現。Mサイズのスーツケース(675×452×250mm)なら4つ収納できることになる。
キックスの真価が発揮されるのは、ロングドライブだ。高速道路では同一車線内で先行車との車間を維持して追従走行を行う「プロパイロット」を標準装備。モーターとの連携は相性がよくレスポンスに優れているし、安定性の高い走りを披露してくれる。レジャーに出掛けるときは車内で会話を楽しむ余裕も生まれて、長旅での疲れを減らしてくれそうだ。
日産が誇る先進安全装備も見逃せない。インテリジェントルームミラーは一般的なルームミラーとして使えるだけでなく、車体後方のカメラ画像を映し出すことも可能。後席乗員や満載の荷物で視界が遮られても、後方の情報を得られる。ドライブ中のストレス緩和に技術を役立てるあたりは、まさに「技術の日産」の面目躍如といったところ。
日産独自のノウハウが詰め込まれたキックスはイマドキのカーライフを支える心強い味方になってくれるはずだ。
プロパイロット標準装備
【日産が誇る】先進安全技術をチェック
プロパイロットでロングドライブでも疲れない
高速道路(または自動車専用道路)における運転支援システム。アクセル、ブレーキ、ステアリングをクルマがアシストし、前を走行するクルマとの車間距離を保ちながら追従したり、白線をモニターし、カーブも含め車線内中央走行をサポートする。渋滞時から高速域での巡行走行まで、賢く作動する大人気装備だ。
SOSコールで煽り運転にも対応!
緊急時に位置情報やセンサー情報とともに、専門のオペレーターが消防指令センターや警察へ迅速に連絡し緊急車両手配をサポート。あおり運転遭遇時は手動で通報することも可能だ。
各種アイテムが標準装備に! キックスはお買い得?
キックスのライバルはホンダ・ヴェゼルやトヨタC-HRのハイブリッドモデルだが、同等グレードで比較するとプロパイロットを始めとした先進安全装備が充実するキックスがお買い得と言えるだろう。