「家庭用」は掃除しても「クルマ用」は放置する人多数! 驚くほど汚れている「エアコンフィルター」のDIY交換方法とは

ほぼすべてのクルマにエアコンフィルターが付いている

 カーエアコンにもフィルターが付いているのはご存じだろうか。クルマ用と家庭用のエアコンは仕組み的には同じで、家庭用の屋内機にあたる部分はクルマの場合、インパネに入っている場所となる。家庭用の場合はフィルターが付いていて、年末の大掃除などで外して洗うが、カーエアコンにもフィルターが付いているのだ。

 ただし、以前は付いていなくて、車外からゴミやホコリが入り放題で、これがカビ臭さかったり、すえたような悪臭の原因になっていた。ちなみに実際に内部に堆積したゴミが腐敗していたので、健康にもよくなかったのは確かだ。

 その対策としてクルマ用のエアコンにもフィルターが付き始めたのだが、輸入車のほうが早くて、1990年代前半ごろ。その後、日本車でも普及して、当初は高級車を中心としていたのが、今では軽自動車にも付いているようになって、いまではほぼすべてのクルマがフィルター付きと言っていい。

 とはいえ、付いているということを知らない人は多くて、教えるとビックリされることも多い! 付いている場所は、ごく一部にインパネ中央の裏側というのもあるが、日本車の場合はグローブボックスの奥がほとんど。いずれにしても点検・交換はとても簡単なので、DIYで誰でもできるだろう。

 具体的には、たわませながらフックを外すだけでグローブボックスは外れるので、あとはその奥にあるフタを取れば、フィルターが取り出せる。普段乗っている場所に大きく左右されるが、都市部だと1年で真っ黒ということもあるので、点検は1年に1回がオススメ。ひどい場合は、エアコンの風が出てこないと思ったら、汚れすぎてフィルターが詰まっていたなんていうこともある。

 点検してある程度汚れていたら、安いものなので交換してしまったほうがいい。その際、少々値段は張るが、脱臭・抗菌タイプを選ぶのもいいし、フィルターのヒダの間に付ける消臭剤もあるので試してみるのもいいだろう。

 いずれにしても、フィルターを通った空気を乗っている人は吸っていることになるので、できだけクリーンに保つようにしたい。一度DIYでやってみれば簡単なことはわかるはずなので、健康のためにもぜひトライしてみてほしい。


近藤暁史 KONDO AKIHUMI

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