軽トラの「農業仕様」って何モノ? 「農業女子」パックまであるディープな3台を紹介する (2/2ページ)

悪路走破性や重積載など現場での使い勝手を高めている

2)ダイハツ・ハイゼットトラックスタンダード “農用スペシャル”(102万8500円)

 通常のスタンダードに対し加わる装備は

・ハイロー切り替え機構付パートタイム4WD

・大型荷台作業灯

・リヤサスペンションの4枚リーフスプリング(目的はキャリイの強化リヤサスペンションと同様)

 と、重積載での走行する際の強さを重視した仕様だ。またハイゼットトラックは農用スペシャルでも、オレンジなどのボディカラーやバニティミラーなどから構成される農業女子パックといったメーカーオプションを選べる点も特徴だ。

3)ホンダ・アクティATTACK(103万8400円)

 通常のSTDに対し加わる装備は

・荷台作業灯

・ガードパイプ付鳥居(バックウインドウを保護するための上下方向のバーが2本付く)

・ウルトラロー(UL)&ウルトラリバース(UR)が付いたリアルタイム4WD

 これはキャリイ農繁仕様とハイゼットトラック農用スペシャルに付く副変速機4WDに近い機能だ。ちなみに4気筒エンジンをリヤに積み、リヤサスペンションが独立懸架だったスバル自社生産時代のサンバーのMT+4WDには農業仕様でなくてもアクティATTACKのUL同様のEL(エクストラロー)があった。

 またアクティの4WDはスイッチ操作無しで滑りやすいところでは自動的に4WDとなるリアルタイム方式だ。なおアクティATTACKのMTのシフトレバー周りには、軽トラックでは珍しく蛇腹でなくシフトブーツが付く。

 アクティATTACKは悪路になることもある農業の現場での走破性を重視した仕様だ。

 このように軽トラック自体同じようにも見えるが、農業仕様を見ただけでもそれぞれ個性があり、なかなか面白い。


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