外観はフルモデルチェンジといってもいい大幅改良!
アウディ ジャパンは、プレミアムミドルクラスセダン&ワゴンのA4ならびにA4アバントをモデルチェンジした。今回は外観はフルモデルチェンジのように大幅改良されたほか、Sモデル以外は12Vマイルドハイブリッドシステムを搭載する。
まず注目は、大きく印象が変わったエクステリアデザインだろう。アウディの象徴と言えるシングルフレームグリルは、よりワイドかつフラットなデザインに。ひとクラス上のモデルのような、どっしりとした雰囲気が与えられた。また、全モデルブリスターフェンダー化し、約5mm全幅を拡大。もはやフルモデルチェンジといってもいい進化である。
ヘッドライトは全モデルで近未来的なデザインを採用したLEDタイプを標準装備。最上級モデルとなるS4のヘッドライトは、フルオートマチックハイビーム機能も搭載したマトリクスLEDテクノロジーが採用されている。
インテリアは、水平基調のデザインを採用したインパネが特徴的。10.1インチの大型MMIタッチディスプレイが鎮座し、さまざまな情報を得ることが可能だ。また、人間工学に基づいて開発されたシートを備え、快適な走りをサポートする。
パワートレインは、出力の異なる2種類の2L直4ターボガソリンエンジンを搭載。35TFSIは150馬力、45TFSIは249馬力を発揮する。どちらもベルト駆動式オルタネータースターターと12Vリチウムイオンバッテリーを用いたマイルドハイブリッドドライブシステムを採用した。組み合わせるトランスミッションは、7速Sトロニックだ。
最上位モデルであり、運動性能を高めたS4およびS4アバントも進化。ボンネット先端にはアウディ・クワトロを彷彿とさせるスリットが刻まれる。さらに、前後バンパーやエアインレット、サイドシルはSシリーズ専用としたことでスポーティさを強調。足もとの19インチアルミホイールによって、力強さと洗練された雰囲気に仕立てられた。
インテリアはブラック×カーボンでスポーティに。専用スポーツシートといったSモデルならではのアイテムが投入される。パワーユニットは354馬力・500N・mを発揮する3L V6ターボを採用。8速ティプトロニックを組み合わせる。クワトロの4輪駆動システムで高出力を確実に路面へと伝える。
もう1台、オフロードでの走破性も高めたSUV仕立てのオールロードクワトロもラインアップ。ホイールアーチトリムやアンダーボディプロテクションといった、ひと目でわかる専用装備が与えられている。ベースモデルに対して前後ともに15mmトレッドを拡大。最低地上高も50mm高め、アウディドライブセレクト ダイナミックハンドリングシステムはオフロードモードを追加している。快適な乗り心地と悪路での走破性を両立させた。
マイルドハイブリッドシステムを採用した2L直4ターボエンジンは249馬力を発揮。7速SトロニックとAWDクラッチ付きクワトロシステムを組み合わせている。また、LEDヘッドライトやバーチャルコクピット、シートヒーターなどを標準装備とした。
各モデルの車両本体価格(税込み)は、下記の通り。
Audi A4
35 TFSI 455万円
35 TFSI advanced 523万円
35 TFSI S line 570万円
45 TFSI quattro advanced 580万円
45 TFSI quattro S line 627万円
S4 895万円
Audi A4 Avant
35 TFSI 484万円
35 TFSI advanced 552万円
35 TFSI S line 599万円
45 TFSI quattro advanced 609万円
45 TFSI quattro S line 656万円
S4 Avant 924万円
A4 allroad quattro 634万円