あまり知られていないマイナーモデルが多数
ランボルギーニは今や、フェラーリと並ぶ、スーパーカーの二大巨頭というのは誰もが知るところ。しかしその歴史を振り返ってみると、紆余曲折あったというか、輝かしい名車が多いフェラーリに対して、マイナーモデルも多かったりするのがランボルギーニだ。極端なことを言ってしまうと、カウンタック、ミウラ、イオタは代表格としても、それ以外だと名車にはなりきれなかったモデルが結構ある。今回はそんなマイナーなファイティングブルたちを集めてみた。
1)350GT/400GT
ランボルギーニ初の市販車はというと、なかなか思い浮かばないかもしれない。1964年に登場した350GTがそれで、排気量を拡大したのが400GTとなる。ショーモデルはスカリオーネデザインの伸びやかなデザインだったが、デザイナーチェンジも含めて改良を加え、リトラクタブルライトから、なんとも眠たそうな固定式ライトになるなど、微妙な感じ。
2)イスレロ
市販車第2弾がこちら。4リッターのV12気筒を積むなど、スーパーカー的ではあったが、デザインがコルベットっぽくて、大胆さに欠けるのは事実。ちなみにこちらはリトラクタブルライトとなっている。
3)ハラマ
創成期のランボルギーニは馴染みのないモデルが多いが、ミウラが出てもさらに試行錯誤していた感がある。ハラマは2+2ゆえ、少し間延びしたデザインだった。ただ担当したのは奇才マルチェロ・ガンディーニである。