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「数千万円」は過去の話! いま「億超え」の超高額車が多数登場するワケ (2/2ページ)

「数千万円」は過去の話! いま「億超え」の超高額車が多数登場するワケ

トヨタ車にも3億円の値札が付くと噂されている

 新車価格が1億円や2億円は当たり前。

 スーパーカーなどのハイパーカーや、超ド級リムジンなど、最近の海外メーカーの実情を聞くと、日本人の多くは「なぜなのか?」と疑問を抱く。

 トヨタがルマン24時間レース開催時に実車公開した、トヨタ「GR Super Sport(仮称)」には3億円の値札が付くと噂されている。

 いったい、いつからこうした「億円級」が常識化したのか?

 時計の針を少し戻すと、1980年代後半から90年代前半の、いわゆるバブル期にドイツ大手(メルセデスベンツ、BMW、アウディ)が高級志向やチューニング志向のラインアップを強化する動きを見せた。アフターマーケットでもドイツ系チューナーが量産車+数百万円で次々と登場するも、高くても2000万円程度だった。

 スーパーカーでは、フェラーリ、ランボルギーニの2トップ、さらに日常生活でも使いやすいポルシェの販売も伸びた。芸能人、スポーツ選手、そして当時はヤンエグ(ヤング・エグゼクティブ)と呼ばれたビジネスマンたちの御用達となった。

 ここでは2000~3000万円程度で、5000万円は極めて稀なケースだった。

 こうした時代がしばらく続いたのだが……。

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