次に交換する際、楽をするためのポイントも!
4)揺らしながら締めていく
ホイールの穴部分やナットの形状を見るとわかるように、締め込んでいくとハブに対してホイールが自然にセンターに付くようにできてはいることが多い。さらに精度を高めるために、ナットでホイールを仮止めして、本締めをする際に軽く揺らしながら締めていくと、よりセンターに付きやすい。タイヤ専門店が専用マシンで行なっているセンター出しの簡易版というわけだ。ハブリングを入れていなくて、ハブとホイールのセンターがきっちりあっていないとき、とくに効果あり。
5)ハブにグリース
ハブというのは車軸の真ん中部分のこと。ホイールの真ん中が丸くなっていて、ここがピッタリとハマることで、走行時に偏回転しないようにしている。ここの精度は意外にばらばらで、ゆるいこともあるし、逆にきついこともある。緩ければ脱着時に力は要らない一方、きついと苦労することも。ある程度走った経年車だとなおさらで、蹴飛ばさないとはずれないこともある。それを防止するために、外した際にハブにグリース(硬めのモリブデンなど)を薄くでいいので塗っておくと、次に外すときにラクになる。
6)ロックナットは虫を基準
ロックナットを付けている場合、どのナットかわかりにくいことがあって、屈んで穴の中を覗いたりする。それでもいいのだが、わかりやすいのは空気を入れるバルブ、通称「虫」を基準にして一番近いところか、遠いところに統一しておくと、わかりやすい。