カタログやインフォテイメントの日本語表記は発売間近の合図か
それ以上に驚いたのは燃料電池車のエコという面をデモンストレーションする意味も含め2台のネッソが展示され、それぞれ右ハンドルかつモニターなどは日本語表記、そして日本語で書かれた紙のカタログを手提げの紙袋付で配布していたことである。
ここまで準備が進んでいるだけに、説明員の方に「いつから売るんですか?」と聞いてみたところ、「そこに関してはなんとも」という答えだった。しかしディーラー網の問題はあるにせよ(おまけに整備も難しそうな燃料電池車である)、ここまで準備が進んで販売されない方が不思議だ。
現代自動車が日本再上陸するとして、燃料電池車のネッソを選んだ点に関しては「量販は期待できないとしても注目は集められる」という意味で納得はできる。またネッソ以外のモデルも導入されるのであれば、現代自動車のモデルは日本車に近いキャラクターのモデルが多いのもあり、標準的なモデルよりはルノーのようにWRCに通じるイメージを持つコンパクトカーのi20やミドルクラスのi30などのスポーツモデルを中心にした方が、インパクトは強いように感じる。
いずれにしてもまだ定かではないにせよ、現代自動車の日本再上陸を楽しみに待ちながら、歓迎したいところだ。