「四輪バイク」や「WEC参戦車両」も公道走行が可能!
2)KTMクロスボウ
オーストリアのオフロードバイクメーカーとして知られているKTMが、2008年に初めてリリースした自動車がクロスボウだ。
フォーミュラカーのようなルックスのクロスボウは、イタリアのレーシングカーコンストラクターであるダラーラ製のカーボンモノコックシャシーにフォルクスワーゲングループから供給された2リッターインタークーラーターボエンジンを搭載するもの。
屋根はおろか、フロントガラスやドアすらなく、エアコン、オーディオの類も装着されないという、まさに4輪のバイクといったいで立ち。後に追加された「GT」グレードではコックピットまわりにウインドウが備わり、エアコンも装着されているが、相変わらず屋根は存在していない。
※画像はクロスボウGTのもの
3)トヨタGRスーパースポーツコンセプト
2018年1月の東京オートサロンのトヨタブースに突如展示された「GRスーパースポーツコンセプト」は、ル・マン24時間レースをはじめとするWEC(FIA世界耐久選手権)に参戦しているTS050 HYBRIDにほど近いものとアナウンスされた。
しかし、一番の違いは前後にナンバープレート(実際はGRの飾りプレートだったが)が備わる点であり、トヨタはこれを公道走行可能な車両として販売すると発表したのである。
カーボンモノコックのシャシーにV6 2.4リッターツインターボ+モーターのハイブリッドシステムやサスペンション形式などはTS050とほぼ共通だという。未だに発売日などは未定であるが、実際に発売されてナンバーが付いた車両を公道で見かける日を楽しみにしたいところだ。