路駐や放置車両を減らすための重要な役割
なかなかそんな時間が取れないという人のために、販売店や業者が代行してくれる仕組みもあるが、当然ながら手数料が発生してしまうという悩ましい問題が発生してしまう。
ではこんなにも煩わしい車庫証明、なぜ必要なのかというと、それは駐車場が確保されていない状態でクルマの登録を許してしまうと、路上駐車や放置車両が発生して円滑な交通ができなくなる恐れがあるというのがもっとも大きな理由と言える。
路上駐車は交通の妨げになるだけでなく、歩行者などがその車両をよけるために車道にはみ出し、通行車両と接触してしまうというような事故が起こる可能性も高くなってしまう。そういったリスクを回避するためにも、必要な車庫が用意できない人はクルマを登録することができないようになっているというわけだ。
しかし、一部の過疎地域や軽自動車(一部地域を除く)は車庫証明が不要な場合もある。これは、その地域の人口密度が低く、交通量も少ないためというのが理由となっているが、個人的には地域によって車庫証明の必要性が異なるというのは不平等な気もしてしまうが……。