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液の補充は必要なし! 最近クルマのバッテリーに「6つの穴」が開いていない理由 (2/2ページ)

液の補充は必要なし! 最近クルマのバッテリーに「6つの穴」が開いていない理由

メンテナンスフリーのものが増えている

 以前であれば、バッテリーの上部には穴が開いていて、そこを開けて定期的にメンテをした。サイドのラインで液量を点検し、減っていればフタを取って所定のラインまで補充したり、充電量を測るために、バッテリー液の濃度(=充電量)がわかる比重計というものを入れたりした。ちなみに穴は通常6個あって、理由は内部が6つの部屋に分かれていて、それぞれ2Vずつ担当しており、それを合わせて12Vにしているからだ。

 実用車や廉価グレードではまだ残っているものの、最近はどんどんと無くなってきている。つまり上部に穴がないメンテナンスフリーバッテリーが主流になっていて、補充口がなければバッテリー液の追加もできないため、サイドのラインもない。

 MFバッテリーとも呼ばれる、メンテナンスフリーバッテリーが増えてきた理由としては、その名前からもわかるようにメンテナンスの負担軽減がある。最近は、クルマ自体の点検をしないユーザーも増えていることからなおさらだ。

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