スマホ世代にとってはじつに親しみやすい操作ディスプレイ
今年の後半、大注目の新型車がスバル・レヴォーグだろう。最新のアイサイトXや走りの進化もさることながら、乗り込んでまず新しさを感じるのが、インパネ中央の11.6型となる縦型大画面ディスプレイだ。
今や、横ワイド型とともに、先進的なクルマに用意され始めているのが、10インチを超える純正縦型ディスプレイ=ナビゲーションであり、テスラやプリウスPHV、そしてボルボのほぼ全車に採用されている。そう、クルマの中にタブレットが置かれているような感覚、見映えであり、新鮮かつ先進感があり、スマホやタブレットに慣れている世代にとってはじつに親しみやすいナビゲーション、というか操作ディスプレイなのである。
最近、縦型が増えている理由は、まずは使い勝手である。たとえばスマホは基本的に縦で使っているはずだ。タブレットも情報量をより多く表示させるには、縦で使ったほうがいい場合が多い。実際、画面のアイコンを置き替えられることで、使用頻度の高いアイコンを使いやすい場所に配置するあたりは、タブレットそのものである。
そして、そもそも、マップ画面でナビ案内を行っているシーンを思い出せば、マップが縦に表示されているほうが、先がわかりやすいのは当然だ。横画面では、進路方向、つまり縦方向の表示に制限が出てしまうのだ。
ちなみに、アフターマーケットのポータブルナビでさえ、たとえば9月中旬に発売されたばかりの次世代ポータブルナビケーションのPIXYDA PNM87ARのように、横、縦の回転が可能な機種が続々登場しているのである。