「怖くて」運転していないのにグッタリ! 助手席の同乗者を「不安」に陥れる運転7つ (2/2ページ)

運転方法だけじゃなく機能を正しく使わないことも不安に繋がる

5)車線の端ギリギリに沿って運転する

 5つ目は、車線の右や左に寄りすぎる運転です。運転に不慣れな人の場合は、運転席側に寄ってしまうことが多いのですが、まれに助手席側に寄っていってしまう人もいるようです。そうすると、助手席の人は縁石スレスレだったり、歩行者や自転車、バイクなどにぶつかるんじゃないか、とヒヤヒヤしてしまいます。

 最近は先進の運転支援技術で車線の中央を走れるようにステアリングアシストがついたクルマも増えてきましたが、それがなくても、意識して車線の中央を走るようにしたいですね。

6)狭い道でもお構いなしに飛ばす運転

 続いて6つ目は、細い道、狭い道、混み合った道でやたら飛ばす運転。ガードレールもないような道で、制限速度を守らないのは本当に危険です。いくら、自分が走っている道が主流で、合流してくる道に一時停止の標識があったとしても、歩行者や自転車がいつ飛び出してくるかわからないし、うっかり標識を見落としたクルマが出てくるとも限らないですよね。

 ワンミスでアウトの状態に、同乗者はかなり恐怖心を覚えます。最近はゾーン30に指定された道も多いですが、細い道ほど速度に注意して、周囲に細心の注意を払って運転したいものです。

7)雨量に合うよう適切にワイパーを動かさない

 そしてラストの7つ目は、雨が降ってきたのになかなかワイパーを動かさない、もしくは雨量に合った間隔で動かさないこと。真っ暗ななかでジェットコースターに乗るのが怖いように、濡れて視界がボヤけたフロントガラスほど、怖いものはありません。自分ではまだ見えると思っても、同乗者を不安にさせないためにも早めにワイパーを作動させましょう。

 というわけで、無意識のうちに同乗者に恐怖心を抱かせてしまう運転を挙げてみましたが、思い当たるところはありませんでしたか? これらは、同乗者がクルマの運転をする人の場合には、より不安になったりイラッとさせてしまうかもしれません。自分が思っている以上に、同乗者はクルマの挙動や周囲の流れに敏感だと肝に命じて、安心して乗ってもらえるような運転を心がけたいものですね。


まるも亜希子 MARUMO AKIKO

カーライフ・ジャーナリスト/2024-2025日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員

愛車
MINIクロスオーバー/スズキ・ジムニー
趣味
サプライズ、読書、ホームパーティ、神社仏閣めぐり
好きな有名人
松田聖子、原田マハ、チョコレートプラネット

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