姿を消していくのが少し寂しい味のある装備
クルマは常に進化しているので、登場する機能があれば消えて行くものもある。それは技術的なものだけでなく、細かい装備も同様。理由は技術進化の場合もあれば、ただ単に必要とされなくなったから消えてしまったものもある。今回は昔はよく使っていたのに最近はなくなってしまった、またなくなりつつある装備をインパネまわりから6つ挙げてみた。
1)シガーライター&ソケット
小さな電熱線が仕込んであり、押すと通電して熱くなってカチッと出てくるのがシガーソケット。これはほぼ絶滅だろう。受け側のソケットに関しては、12ボルトの電源を取るために設置されているクルマはまだある。とはいえ、それもUSB端子に続々と置き換わっているので風前の灯火だ。
2)灰皿
シガーソケットが無くなれば、灰皿も無くなるのは当然のこと。代わりにオプションで、ドリンクホルダーに置くカップ状の灰皿が用意されている。セルフスタンドが増え、「灰皿大丈夫ですか?」と聞かれることが減ったのも少し寂しい。
3)時計
時計はメーターの片隅やナビに表示されているが、昔は別で用意されていることが多かった。今でもプレミアムブランドのクルマとなるとアナログ時計が付いていることがあるが、例外的な存在と言っていい。日本車でも昔はメーターと並んでアナログ時計が付いており、デジタルになったばかりの頃は緑色のシンプルな表示ながら、誇らしげにインパネの真ん中にあたりに鎮座していたものだ。