近寄らないほうがいい「怪しい」クルマも! 「危険」を未然に防ぐ事故の「予兆」とは (2/2ページ)

近寄らない方がいいクルマの特徴も!

他人の場合

 自分以外の他のクルマの事故の前兆を感じるのはなかなか厄介だが、注意深く観察して、怪しいクルマには近づかないことが、安全運転の第一歩。

 まずフラフラとまっすぐ走っていないクルマは、居眠り運転だったり、スマホやTVを見ながらの「ながら運転」の可能性が!

 速度が不安定なクルマも、集中力にムラがあると思われるので、近づきたくはない。不必要な場所でブレーキを踏んだり、信号や交差点で停車したあとのリスタートが遅いクルマも、運転技術に不安があるケースが多いので、距離をとろう。

 またドアミラーをたたんだまま走っていたり、ルームミラーがあさっての方向を向いているようなクルマは、後方を見る意思がないということなので、近づかない。

 車内で子供が立ち上がっていたり、ペットを抱きながら運転しているようなドライバーも論外なので一緒には走りたくない。

 ダンプの荷台から、砂利が落ちてくるのも勘弁してもらいたいし、トラックの荷台を見て荷物の固定が不十分に見えたら、そばには寄らない。

 その他、窓から腕をだらしなく出していたり、運転姿勢の悪いドライバーのクルマもリスキーなので要チェック。

 怪しいクルマを見かけたらルートを換えるか、コンビニなどに立ち寄って、周囲にそうしたクルマがいない空間を作って走るのが理想的だ。

その他

 雨の日にペースを落とさないクルマも怖い存在。とくに商業用の1BOXやバン、タクシーなどは安いタイヤを履いていることが多く、ウエットグリップはかなり低いので飛ばしているなら要注意。雨でも飛ばすクルマには、先を譲ってサヨナラしよう。

 暗くなってきたり、雨や霧で視界が悪くてもヘッドライトを付けないクルマも、安全に対する意識は低いので近寄りたくない。バンパーやドアなどにキズの多いクルマも危険な存在。

 君子危うきに近寄らず。「ちょっとでもヘンだな」「いつもとなんか違うな」というときは、頭ではなく身体がアラートを発してくれていると思って、とりあえず一休みして、流れを少し変える努力をしてみよう。


藤田竜太 FUJITA RYUTA

モータリングライター

愛車
日産スカイラインGT-R(R32)/ユーノス・ロードスター(NA6)
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