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たった1時間で終わるのは嬉しいけど不安はない? いま流行の「スピード車検」のカラクリとは (2/2ページ)

たった1時間で終わるのは嬉しいけど不安はない? いま流行の「スピード車検」のカラクリとは

工場内で車検の検査ができる民間車検工場に限られる

 クルマを維持するうえで欠かせない儀式が、車検だ。通さないことには公道は走れないし、ただ通すだけでもダメで、ひとつの区切りとしてしっかりと整備するのは基本となる。車検時は、どこで通すか? いくらかかるかなど、悩みどころは多いが、そのなかで気になるのが「スピード車検」というものだ。「待っている間に終了! 60分車検」といった看板などを目にすることがあって、非常に気になるのは当然で、そもそもホントにそんなことが可能なのか、疑問に思うこともある。

 一般的には見積りしてもらって、預けて整備。完了したら、車検を受検して、問題なければ書類を発行してもらって終了となるだけに、60分ぐらい済ませられるとはにわかに信じがたい。

 このスピード車検は、ディーラーで行なっているところが多くて、もちろんインチキやごまかしではない。では、なぜ特急で完了させることができるのか、そのポイントはなにかを順に紹介していこう。

 まずは前提条件から。サービスを行なっている場所が、ただの認証工場ではなく、民間車検工場であるということ。これがまず大切で、民間車検工場はその工場内で車検の検査ができるのが特徴となるだけに、陸運局などに持ち込む手間も時間も省くことができる。持ち込んでいては、60分で車検完了は無理だ。

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