カローラにレガシィにプリウスまで! スーパーGTに参戦した「4ドア」ベースのマシン6台 (1/2ページ)

市販車がベースとなるため多彩な車種が登場する

 国内レースではもっとも観客動員数が多いと言われるスーパーGT。全日本GT選手権(JGTC)が前身で、2005年からFIA公認の国際シリーズとなり、国内の主要メーカーのワークスチームだけでなくメルセデス・ベンツやBMW、ポルシェ、ランボルギーニ、アウディ、フェラーリ、マクラーレンなど外車勢も参戦。プライベーターも含め、車種の多様性も人気の理由のひとつになっている。

 なぜそれだけ多彩な車両が集まるかというと、基本的には市販されている車両をベース車両として、レギュレーション内でレース専用に開発されたマシンなら参戦可能なため。スーパーGTといいつつも、じつは「GT」以外の車両の参加も認められている!

 かつては車両規定に「GTカーは2座席、2ドア」と明記されていたこともあったが、スーパーGTでは4ドアでも問題なく、事実、これまでも4ドアで参戦していた例がいくつかある。ここではそうした4ドアの「スーパーGT」の車両をピックアップしてみよう。

1)スバル・インプレッサ

 スーパーGTの4ドアの星といえば、スバルのインプレッサ

 2002年から4ドアの特認車両として、2代目のGDインプレッサが参戦開始。AWDだと最低重量が重くなる規定だったので、はじめはFRで戦っていたが2006年にAWD化。

 2008年には雨の第四戦セパン戦で、AWDの強みを生かし悲願の初優勝を遂げている。

2)スバル・レガシィB4

 2008年末でWRCでのワークス活動を終了したスバルが、翌2009年のシーズン途中からレガシィB4でスーパーGTに参戦。ワークスではなく、R&D SPORTからの出場だったがモータースポーツの表舞台に帰ってきた。

 2009年はAWDで走り、翌2010年はFR。WRC用のEJ20エンジンをベースにエンジンの改良も進み、第6戦鈴鹿でGT300クラス初優勝。

 2011年は、フレームをパイプフレーム化して大幅に刷新。第5戦鈴鹿で2010年に続きクラス優勝し、第7戦オートポリスではポールトゥウィン。年間2勝を記録している。


藤田竜太 FUJITA RYUTA

モータリングライター

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日産スカイラインGT-R(R32)/ユーノス・ロードスター(NA6)
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