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見ればアオる気にならず! 乗れば飛ばす気にならず! まわりに「癒やし」を与える「脱力系」クルマ3選 (1/2ページ)

見ればアオる気にならず! 乗れば飛ばす気にならず! まわりに「癒やし」を与える「脱力系」クルマ3選

ぬいぐるみのようなルックスを目指して作られたモデル

 いつの時代も「ファニーフェイス」と呼ばれる類いの癒やし系デザインで存在感を発揮するクルマが存在し、一定の層から支持されている。その最たる例はミツオカ、また90年代にヴィヴィオのビストロがブームに火をつけたクラシック顔などを思い出す人は多いだろう。日産もかつてはBe-1やフィガロ、パオなどの「パイクカー」と呼ばれる超絶癒やし系デザイン車で大人気を博して伝説となった。デザイン力では欧米に一歩譲るとされてきた日本車も、じつは脱力系癒しデザインのクルマは得意だったりするのだ。

 そこで今回は、前述した定番モデル以外の脱力系癒しデザインのクルマをピックアップ。

現行モデル代表:ダイハツ・ミラトコット

 ミライースをベースに内外装デザインや機能性、走りのフィーリングなどを女性向けに仕立てた軽自動車。ダイハツの女性社員を徹底リサーチし、意見や主張を全面的に取り入れて作られたという。ダイハツには、ムーヴラテやミラココアなどの超脱力系「ぬいぐるみデザイン車」づくりの伝統があり、ライバルのスズキ・アルトラパンよりもさらに癒し系ビジュアル車を送り続けてきた。

 走りに関しても、女性ドライバーが扱いやすさを感じるセッティングを徹底追求。ステアリングはひたすら軽く、操縦性は非常に穏やかなモノに仕立てられている。全域でフワフワ感の強いソフトな味付けなので、スポーツドライブが好きな男性ドライバーが乗ると、今時のクルマとしてはあまりの頼りなさに衝撃を受けるほどだ。「このユルさが今どきの妙齢女子が好む乗り味だとは!?」と軽く絶望するも、男性が難癖をつけても詮なきこと。ぬいぐるみグルマらしさに浸りながらトコトコ移動するのが正しい乗り方だ。

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