実際の買い取り額とは「差」があることも! 愛車の査定がスマホでできる「AI査定」の中身と使い方

ベストなタイミングで愛車を売却できる可能性が上がる

 愛車を売却するときはなるべく高く売りたいと考えるのは当然。しかし、納得のいく査定額が出るまで何店舗も買取店を回るのは手間だし、一括査定サービスを利用すると買取店からの電話が鳴り止まないというケースも散見される。

 そのため、わずらわしさを軽減するために愛車の売却を妥協してしまった経験があるユーザーも少なくないようだ。そんなクルマ売却のわずらわしさを減少してくれるかもしれないサービスが「AI査定」なるもの。

 これは愛車の写真や車検証を撮影して送信することで、ナンバープレートのデータを国土交通省のデータベースから照合することで、面倒な車種などの情報の入力を省くというもの(一部内容はサービス事業者によって異なる)。

 あとは走行距離や簡単な質問への回答などを入力するだけで、買取店のデータベースから査定金額が紐づけされてすぐに買い取り価格がわかるというものだ。

 とはいえ、これはあくまで相場から算出した金額ということになり、最終的な金額は実車を見てからの決定となることが基本。なお、相場情報がほとんど存在しないような希少車やクラシックカーなどはAI査定ができない場合もある。

 また大幅なカスタマイズがなされた車両などに関しても、一般的な買取相場の価格がそのまま反映されないケースもあるので現状はAI査定ですべてが完結するという状態にはないようだ。裏を返せばAI査定から売却のアプローチをしたとしても、買取店へ持ち込んだときと価格に差が生じるということはないということになる。

 まだ完璧なサービスではないとはいえ、今乗っている愛車がどのくらいの価格で売れるのかを簡単に知ることができるというのはありがたい。買取店に持ち込んで査定をしてもらうと、なんだかそこで売却しないといけない空気になることがあるが、AI査定ではそんな心配もナシ。気軽にこのサービスを利用することでもっともベストなタイミングでクルマを手放すことができる可能性がアップするということが言えるだろう。


小鮒康一 KOBUNA KOICHI

-

愛車
日産リーフ(2代目)/ユーノス ロードスター/マツダ・ロードスター(2代目) /ホンダS660/ホンダ・オデッセイ(初代)/ 日産パルサー(初代)
趣味
長距離ドライブ
好きな有名人
ザ・リーサルウェポンズ

新着情報