より楽しいカーライフを送るためにやっておきたいことにも注目
4)万が一の際の備品を購入しておく
続いて、初めてクルマを購入したならば、すぐに揃えておきたいクルマ用品があります。それが、万が一バッテリー上がりを起こしてしまった際に使う「ブースターケーブル」。高速道路などで故障した際などに、後続車に停車車両があることを知らせる「三角表示板」。フロンントガラスやリヤガラス、サイドミラーなど安全運転を妨げる原因にもなる汚れをいつもきれいにするため、「洗車道具」も必要です。新車購入時にボディコーティングなどをしてもらった場合は、自己流で洗車をすると効果が落ちてしまうことがあるので、業者さんの指示に従いましょう。
さらに、誤って水没してしまった際などに車外に脱出するため、シートベルトカッターとガラス粉砕道具がセットになった「緊急脱出ツール」も常備したいところです。
中古車購入の場合は上記の用品に加えて、非常時に使うための「発煙筒」の使用期限が切れているかどうかを確認し、切れていれば新しいものに交換しましょう。
5)長距離移動するならETCのセットアップを行う
続いて、販売店でセットアップしてくれる場合もありますが、ETC車載器とETCカードもぜひ入手したいところです。高速道路の通行料の割引はETCのみ、というところがほとんどなので、愛車購入後のランニングコストにも関わりますし、料金所を通るたびにいちいちお金を出して支払う手間と時間を考えたら、搭載して損のないものだと思います。新車ならディーラーでお願いしてもいいですし、カー用品店で購入からセットアップまでをお願いすることも可能です。
さて、購入後すぐにやること、買うものはこれで全部です。あとはしっかりとクルマに慣れ、安全運転を心がけてクルマのある毎日を楽しみましょう。そして購入後1年たったら、まず販売店などで法定点検を受けます。これは法律で定められており、1年ごとに行う12カ月点検と、2年ごとに行う24カ月点検があります。どちらも、受けなくても罰則はありませんが、普段から自分ではなかなかチェックできない部分も含まれますので、受けるとより安心して乗ることができますね。
そして新車はまず購入後3年、その先は2年ごとに車検があります。これは、そのクルマに乗り続けるなら受けなければならないものです。もし車検が切れたクルマを公道で走らせると、刑事処分として道路運送車両法108条違反として6カ月以下の懲役、または30万円以下の罰金が課されてしまうので、忘れないように注意しましょう。
このように、クルマは購入してからもやることがたくさんあり、それは乗り続ける限りずっと必要なものです。お金も時間もかかりますが、命を乗せて走ってくれるクルマなので、しっかり気にかけて愛情を注いでほしいと思います。きっとその分、クルマはあなたや家族のために、いい仕事をして応えてくれるはずです。