取り締まり件数は前年同期比で6割程度減少している
2019年12月1日施行の改正道交法で罰則が強化された『ながら運転』。
・携帯電話使用等(保持)が、従来 反則金(普通車)6千円、違反点数1点だったのが、反則金(普通車)1万8000円、違反点数3点に。
・携帯電話使用等(交通の危険)が、従来 反則金(普通車)9000円、違反点数2点だったのが、1年以下の懲役又は30万円以下の罰金(反則金 適用なし)、違反点数6点
と大幅に罰則が強化されている。
その成果だが、警察庁によると昨年12月に罰則が強化されてから3カ月間の「ながら運転」の取り締まり件数は6万4617件で、前年同期(17万2465件)と比べ62.5%減少したとのこと。さらに「ながら運転」による交通事故は363件で、前年同期(660件)から45.0%も少なくなっていた。
ちなみに都道府県別では、363件の事故のうち福岡が最多の40件で、東京と埼玉の28件、兵庫の23件が続いている。
この結果から、厳罰化の影響で運転中にスマホや携帯電話を使用する人が大幅に減り、事故防止に大きな成果を上げたのは間違いないだろう。