国産メーカーからもオールシーズンタイヤが登場している
本来であれば、東京オリンピックが閉幕しているであろうタイミングになって猛暑日が続いています。こう暑い日がつづくと、はやく秋になってほしいと思ってしまうものですが、秋がくれば冬も来ます。冬になると地域によっては雪が降ります。そうです、スタッドレスタイヤを考えないといけない時期はもうすぐです。気が早いと思うかもしれませんが、最新モデルをおさえるには9月に入ったあたりで予約が必須だったりしますから、そろそろ冬季のタイヤについて考えるべきだったりするのです。
ところで、ここ数年は選択肢が増えました。雪道に対応するのはスタッドレスだけでありません。オールシーズンタイヤを選ぶユーザーも増えています。オールシーズンタイヤというのは、その名前のとおりに夏の熱い舗装路から冬の積雪路までをカバーする能力を持っているタイヤ。雪道に対応した証「スノーフレーク」マークがついているオールシーズンタイヤであればチェーン規制時にスタッドレスタイヤと同じ評価を受けることもできます。つまり、冬場にスタッドレスタイヤに履き替えず、一年中同じタイヤを履いておけるのです。
さらに数年前はオールシーズンタイヤも海外メーカーくらいしか用意していませんでしたが、最近は国産メーカーからもオールシーズンタイヤが登場してきて、日本の環境にあったモデルも増えてきています。ですから、春夏秋にサマータイヤを履き、冬はスタッドレスタイヤと複数のタイヤを履き替えるのではなく、オールシーズンタイヤだけで一年中を安心して過ごせるという選択も可能になっています。