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黄金の「90年代」に比べると影の薄い「2000年代」! 不遇の時代に生まれた「名スポーツモデル」4台 (1/2ページ)

黄金の「90年代」に比べると影の薄い「2000年代」! 不遇の時代に生まれた「名スポーツモデル」4台

アフターパーツが充実していることも魅力のひとつだ

 日産スカイラインGT-Rにトヨタ・スープラ、マツダRX-7、ホンダタイプRシリーズと未だに多くのファンを抱え、海外からの熱視線もあって中古車市場では価格がどんどん上がっている1990年代国産スポーツモデル。もはや憧れだけではなかなか手を出しづらい価格の域になりつつあるのはご存じのとおりだ。

 一方、2000年代に入るとスポーツカー需要の縮小から、スポーツモデルは減少してしまい、メーカーによってはラインアップに1台もスポーツモデルが存在しないところもあるほど。

 とはいえ、まったくスポーツモデルが存在していないワケではないのだが、どうしても90年代スポーツモデルの影に潜んでしまった感は否めない。そこで今回は、素性は悪くない2000年代のスポーツモデルに再びスポットライトを当てたいと思う。

1)マツダRX-8

 2003年に登場した現在のところマツダ最後のロータリーエンジン搭載車となるRX-8。それまでのRX-7とは異なり観音開きの4ドア車となり、ロータリーエンジンもターボからNAになるなど、車名が違うことからも分かるように違ったキャラクターを持った車種となっていた。

 そのため、ピークパワーこそロータリーターボには及ばない数値となってしまったが、どこまでも回っていくようなロータリーらしいフィーリングはより強調されており、決して退屈なモデルというわけではない。

 中古車市場では比較的安価で流通しており、30万円台くらいから見つけることができる。できれば改良が進んだ後期型を狙いたいところだが、それでも100万円ほどの予算で探すことも不可能ではない。

2)日産フェアレディZ(Z33型)

 日産の現行車のなかでは長い歴史を持つフェアレディZ。Z32型が2000年で生産終了してからしばらくの空白期間があったのちの2002年に登場したのがZ33型フェアレディZだった。

 先代型はターボとNAが存在していたが、この代ではV6の3.5リッターNAエンジン1種類とし、Tバールーフの設定も消滅。のちにコンバーチブルが登場するまではボディタイプも1種類となっていた。

 搭載されるエンジンは日産の名機とも言われるVQ35型エンジンで、NAながら当時の自主規制値いっぱいの280馬力を発生。2007年1月から搭載されたVQ35HR型では313馬力まで引き上げられていた。

 となると後期型を狙いたくなるのが心情だが、決して初期型でも退屈なクルマというわけではない。なにより初期型も含めればMTでも総額60万円台から、ATでもOKであれば30万円台から見つけることができる。なにより世界的に売れた車種だけにアフター品を含めパーツが豊富という点も嬉しいところだろう。

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