14歳での公道デビューも! 日本じゃ考えられないアメリカの「運転免許」取得事情 (2/2ページ)

アメリカに教習所はなく公道で実走テストを行う

 では、アメリカの運転免許証はどうやって取得するのか?

 運転免許証の発給を管轄しているのは、各州の運輸局だ。英語の頭文字をとって、DMV(ディーエムブイ)と呼ばれており、アメリカ人の日常会話のなかでもよく登場する言葉だ。

 試験は、筆記テストと路上での実走テストの2つ。日本との大きな違いは、運転試験場がなく、街中にあるDMVのオフィスに、親や友達のクルマを持っていき、それの助手席に試験官が乗って公道でテストを行う点だ。

 また、日本型の教習所もない。一部に、運転練習請負業者がいて、自宅までクルマで来て近くで運転を指導するというビジネスがある程度だ。多くの場合、こうした業者には頼まず、親や兄弟が同乗して運転を指導する。

 日本では想像できない光景だと思うが、アメリカでそうしたことが当たり前になっているということ自体、アメリカ人にとってクルマは生活の一部であるということだ。

 ところ変われば、子どもとクルマの関係も変わる。


桃田健史 MOMOTA KENJI

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トヨタ・ハイエースキャンパーアルトピア―ノ等
趣味
動物たちとのふれあい
好きな有名人
聖徳太子(多くの人の声を同時にしっかり聞くという伝説があるので)

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