「運転=座ってるだけ」という認識の人も
「座ってるだけなのに疲れるんだ?」
世の中のほとんどの人は「クルマの運転は疲れる仕事」だと認識している。長時間や長距離のドライブではドライバーの疲労を心配し、目的地に着くと「お疲れ様」「ありがとう」などとドライバーを労うものだ。しかし、なかには「クルマの運転=座ってるだけ」と認識している女子がいる。運転中、眠くなったことを告げてSA/PAなどで小休止しようとすると、「ただ座ってるだけだから眠くなるんだね」と、ていたらくに呆れたと言わんばかりに指摘されたことがある。
確かに、肉体的にはほとんどイスに座っているだけなので、その当時はクルマの運転による疲労メカニズムを説明できず、「ただ座ってるだけで疲れるダメ男」の烙印を押された空気となった。どれだけ「アッシー君」として尽くしても、感謝しているが気配がほとんどない女子はこのタイプである。
「お腹がいっぱいになるとクルマは速くなる」
クルマも人間も腹ペコでは動けなくなるのは同じだが、クルマのパワーはガソリンの残量で決まると思っている女子がいた。SA/PAガソリンスタンドで満タン給油をして発車するたびに、「やっぱりクルマもお腹がいっぱいになると元気になるよね~」と真顔で頷きながら、愛車の加速力に関心する様子を見せるのである。
確かに、ガス欠気味だとペースはゆっくりになるし、給油後にSA/PAから本線へ合流するときはフル加速したりするので、あたかも満腹になったことでクルマが活性化したと思うのもわからなくはない。ガソリンが減って給油の必要性を告げたときに「早く食べさせてあげないと可愛そうだね~」などと真顔で心配してくれる様子は、とても愛しいものであった。