V6らしい豪快な走りを持つミニバンも!
3)トヨタ・ブレイドマスター
ハッチバックながらプレミアム感の高い車種として2006年に登場したトヨタ・ブレイド。当初は167馬力を発生する2.4リッター直4エンジンというラインアップだったが、翌2007年には280馬力を発生する3.5リッターV6エンジンを搭載したブレイドマスターが追加された。
ブレイドのベースとなったのは1.5リッタークラスのコンパクトハッチバックのオーリスであったが、欧州での販売を見越して開発されていただけあってシャシー性能は充分。リヤサスペンションはダブルウイッシュボーン式となったことで走行性能も高くなっており、安定した走りを楽しむことができる。
4)日産エルグランド(2代目)
キングオブミニバンというCMコピーでも知られる(それは3代目だが)エルグランド。それまで多人数乗車をするための乗り物だったミニバンに高級感という要素をプラスして大ヒットとなり、トヨタも慌ててアルファードを投入することになった高級ミニバンの元祖だ。
現行型は前輪駆動となってしまったが、先代まではFRレイアウトとなっており、3.5リッターモデルには多くの車種に搭載されて高い評価を集めた名機VQ35型エンジンが採用されていた。ミニバン用に中低速のトルクを重視したセッティングということで最高出力こそ240馬力だったが、V6らしい豪快な走り味は未だに多くのファンを抱えている。
なお、中古車市場ではレアではあるが、オーテックジャパンが手掛けた「ライダー ハイパフォーマンススペック/パフォーマンススペック」というものも存在し、ボディ補強やサスペンションチューニングのほか、ハイパフォーマンススペックではエンジンのポート研磨や専用ECU、ファイナルギアやATシフトスケジュールの変更などのチューニングが施されていた。