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手に入れられれば幸運そのもの! 歴史の集大成「ファイナルエディション」が設定されたクルマ4台 (2/2ページ)

手に入れられれば幸運そのもの! 歴史の集大成「ファイナルエディション」が設定されたクルマ4台

すぐに完売するほどの人気ぶり!

 クルマというのは常に進化を繰り返している。そのため、小さな改良を行うマイナーチェンジから、まるっと新型になるフルモデルチェンジまで大小さまざまな変更を受けることとなるわけだ。

 しかし、その一方で新型へフルモデルチェンジを果たすことなく販売を終了してしまうモデルも一定数存在する。それは残念ながら人気が上がらず販売台数が低迷してしまってヒッソリ消滅するモデルから、人気はあったものの、法改正などの影響で新型車を開発するにはコストがかかりすぎてしまって泣く泣くラインアップから姿を消すものまで幅広い。

 そんな惜しまれつつ姿を消すモデルのなかには「ファイナルエディション」と称して、最後の特別仕様車をリリースする車種も少なくない。そこで今回はさまざまな車種に設定された「ファイナルエディション」を振り返ってみよう。

1)三菱ランサーエボリューション ファイナルエディション

 1992年に登場して以来、ラリーで勝つことを至上命題として進化を続けてきたランサーエボリューション。しかし、2016年、10代目のモデルをもって惜しまれつつその歴史に幕を閉じた。

 そんなランエボに設定されたファイナルエディションは1000台限定で、GSRの5速MT車をベースにモール類をダークメッキ調に、グリルなどをグロスブラックに、そしてルーフをブラックとした2トーンカラーを設定。エンジンにはナトリウム封入エキゾーストバルブを採用して最大出力を13馬力アップの313馬力とし、メーカーオプションだったハイパフォーマンスパッケージを標準装備したまさに集大成といったもの。

 当然先行予約で1000台はあっという間に完売し、2016年春までにユーザーに順次納車されて有終の美を飾ったのである。

2)スバルWRX STI EJ20 ファイナルエディション

 ランエボの永遠のライバルとして切磋琢磨をしてきたのが、スバル・インプレッサだ。途中でインプレッサからWRXへバトンタッチをしてからもその関係性は変わらずだった。

 そんなWRXのトップグレードSTIには、インプレッサのころから搭載され続けてきたEJ20型水平対向4気筒ターボエンジンが搭載されていた。しかし、そんなEJ20型エンジンもついに2019年いっぱいで生産終了ということで、2019年末にWRX STIに設定されたのがEJ20ファイナルエディションだ。

 このモデルに搭載されるEJ20は、エンジンパーツの重量公差やバランス公差を低減したバランスドエンジンを搭載し、まさに市販車として最強のEJ20エンジンを搭載したモデルとして555台限定で販売され、予約多数によって抽選となったまさにファン垂涎のモデルだった。

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