後席スペースをしっかり確保する意外なモデルも!
5)BMW8シリーズクーペ
続いてはワイド&ローなスタイリングがアグレッシブな、BMW8シリーズクーペ。でもインテリアは、ホワイトレザーのシートや、クリスタルのようなシフトレバーなど、一目見ればわかるラグジュアリー感があふれています。後席も、身長170cm前後の男性が座れる程度のスペースを確保。4.4リッターV8ツインパワーターボエンジンのパワフルかつなめらかな走りも秀逸です。
6)アウディA5
次は美しいクーペスタイルのお手本のような、アウディA5。2.0リッターターボと4WDとなるクワトロの組み合わせが上質かつ爽快な走りで、後席もそれほど大柄でなければ大人が座れるスペースです。メーター内にナビの地図が大きく表示されるバーチャルナビゲーションなど、先進のインフォテイメント、コネクティビティ機能もいち早く搭載されていますので、新しいモノ好きさんにも。
7)ポルシェ911カレラ
次はスーパースポーツカーでありながら、クーペでもあるポルシェ911カレラ。あまり注目されていませんが、911の後席もなかなか余裕があります。あまり長時間のドライブには向かないかもしれませんが、座面が低くなっているので、すっぽりと収まるように座れるのです。3.0リッター水平対向6気筒エンジンの独特の走りを味わいたいという夢は、家族持ちになっても諦めなくていいんですね。
8)MINI 3ドア
次はちょっとコンパクトなクーペとして、こちらも長く愛されているMINI 3ドア。バックドアを含めて3ドアという意味で、4人乗りになります。5ドアが出る前は、こちらでもファミリーで乗る人たちが多かったように、一度乗り込んでしまえば後席はけっこう快適。小さくてもヘッドレストやカップホルダーまであるんですよ。ステッチが入ったレザーシートやクラシカルなスイッチ類など、この世界観が好きという人も多いですよね。
9)シボレー・カマロ
さて、最後はアメリカン・マッスルカーの代名詞的存在、シボレー・カマロ。ムキムキなデザインがカッコいいですが、意外にも後席スペースがちゃんと確保されていて、身長160cm前後の人なら足もとも頭上もまずまず快適といったところ。なので、大人の女性や小学生くらいのお子さんならバッチリですね。パワートレインは新世代スポーツを堪能できる2.0リッターターボと、爆発的な加速に驚く6.2リッターV8エンジンの2タイプがあり、どちらもまさにアメリカンな乗り味が魅力的です。
というわけで、4人乗りで走れるクーペたちはいかがでしたでしょうか。ザ・クーペのようなエレガントなモデルから、コンパクトクラス、スーパースポーツカーまで多彩にピックアップしてみました。4ドア車やスライドドア車に比べたら、確かに便利さは劣ってしまうかもしれませんが、心からいいな、美しいなと思えるデザインや、どこへ行くにも本当に心が満たされていく走りを持つクーペには、そうした不便さをも超えられる嬉しさや豊かさがあるのではないでしょうか。自分の心の声を聴いて素直になってみるところから、クーペへの道がスタートするのかもしれないですね。