「複雑すぎてわからん」と嘆きたくなるいまどきのクルマ! それでも「たった1時間でできる」セルフメンテ7つ (1/2ページ)

ブラックボックス化した今のクルマにも手を出せるところはある

 収束の気配がなかなか見えない新型コロナの猛威。ステイホームが肝心ということで、趣味に没頭してみるのもいいだろう。クルマ好きなら、洗車やワックスがけ、DIYでメンテナンスするのにもいい機会だ。しかしメンテと聞くと、最近のクルマはブラックボックス化していて、手が出せないように思うかもしれない。それも事実だが、それでもチェックしたり、交換したりすることができるポイントはいくつかある。点検するだけでも違うので、まずは気軽にトライしてみてほしい。

1)エンジンルーム全体

 まずは眺めてみる。それぞれのパートがどんな役割なのかはわからないかもしれないが、雰囲気を確認するだけでも、意外に不具合が見つかることもある。後付けで電装品を付けている場合は、その取り回しなども確認する。

2)バッテリー

 側面が白くなっているタイプは、よく見ると内部の液面が見えるので、2本あるラインの間に収まっているかをまずは確認する。内部は6つの部屋に分かれているので、すべてを見る。次は外観のチェックで、全体に亀裂や膨らみがないか。端子部分が汚れていないかを確認する。最近はメンテナンスフリータイプが増えていて、液量の確認はできなくなっているが、上部に充電状態を確認できる小さな窓が付いているので、ここの色を見ておく。ちなみに最近のクルマはDIYで交換するとトラブルが発生することが多いので、交換はプロにお願いする。

3)エアクリーナー

 エンジンの上部や横にありボックス状のケースに入っていて、取り出すのはフックを外すだけ。簡単に取り出すことができる。薄汚れている程度ならまだ使えるが、本来のフィルターの色より汚れのほうが目立つようなら、安い物なのでケチらず交換してしまおう。再利用する際は、ヒダの部分に虫の死骸やゴミが溜まっていることがあるので、トントンと叩いて取り除いてから戻す。

4)ウォッシャー液

 以前はエンジンルームの見えやすいところにあることが多かったが、最近のクルマは入れ口だけが見えていて、タンクは奥にあることが増えてきた。そうなると減っていても気が付きにくいし、そもそもウォッシャー液の量を確認する意識があまりない人もけっこういる。フタには図版がついていてよく見ればわかりやすく、点検はフタに付いた棒で行うだけなので簡単。かなり減っていたら補充しておこう。


近藤暁史 KONDO AKIHUMI

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