安全性はいまやクルマ選びには欠かせないチェックポイント
ここ数年、安全性と安全装備の有無はクルマを選ぶ際の大きなチェックポイントになっている。この分野はクルマの登場時期の新しさと価格という2つの要素が大きいのは率直なところなのだが、そのなかでも軽自動車とコンパクトカーが中心となる200万円以下のクルマでオプションを含め、付いていると高く評価できる安全装備や性能には、以下が挙げられる。
・ブラインドスポットモニタリング
(斜め後方を監視し、後続車がミラーの死角に入った際に進路変更などをした際の事故を防止するもので、事故の回避に役立つ頻度は安全装備のなかでもっとも多い)
※メーカーによって呼び名は異なる
・緊急回避などの際の優れた運動性能
・高性能な自動ブレーキ
・サイド&カーテンエアバッグ
200万円以下で前述した安全装備が充実したモデルを挙げていくと、
■軽自動車
※軽自動車は絶対的な価格もあり(オプションを付けるあっという間に200万円という安くないモデルも少なくないが)、ブラインドスポットモニタリングを付けられるモデルはない。
日産ルークス&三菱eKスペース
・運動性能 可
・自動ブレーキの性能 優+
・サイド&カーテンエアバッグ 全グレード標準装備
ホンダN-WGN
・運動性能 良
・自動ブレーキの性能 優
・サイド&カーテンエアバッグ 全グレード標準装備
この2台の安全装備は非常にレベルの高い争いで、運動性能は軽スーパーハイトワゴンのルークス&eKスペースと軽ハイトワゴンのN-WGNという主にジャンルというか全高の違いでN-WGNの勝ち、自動ブレーキはがミリ波レーダーを利用し、2台の先行車の動きも1台前の先行車の床下を通して検知するインテリジェントFCWを装備する点でルークス&ek優勢で総合すると引き分けといったところだ。
いずれにしても軽自動車で安全装備を重視するならN-BOXとデイズ&eKワゴンも含めたホンダか日産&三菱の新しいモデルから選ぶのが間違いないだろう。