SUVもシューティングブレークと呼べるものが!
繰り返すが、シューティングブレークには定義はない。そのうえで、SUVでもシューティングブレークっぽいモデルがあることに、お気付きの方もいると思う。
例えば、BMW「X6」がある。「X5」や「X7」は近年、旧来のSUVというより、かなりクロスオーバーSUV系なスタイリングへと進化している。そうなると、シューティングブレークっぽい流れが欲しくなる。
メルセデスベンツでは、「GLCクーペ」や「GLEクーペ」に、そんな流れを感じる。日本車でも、マツダ「CX-30」は、「CX-5」に対してシューティングブレークっぽさがある。
また、やや言い過ぎかもしれないが……発売早々の大ヒットとなっている、トヨタ「ハリアー」も、先行モデルである「RAV4」に対するシューティングブレークであると表現できるかもしれない。
人はいつの時代にも上級志向として、スポーティでエレガントなクーペライクなスタイリングを望む。それを、そもそもクーペでないモデルをクーペライクとして具現化することが、シューティングブレークという発想なのではないだろうか。